カローラクロス Hybrid Z FF

2025Y ZVG13

足車にカロクロを購入。

ご存じのように最近のトヨタ車は超売り手市場で、その辺のディーラーに飛び込みで発注できるような状態ではなく、モデルチェンジ時などの店舗割り当て分台数を抽選で既存顧客に割り当てるような販売スタイルです。
結果、通年でみるとほぼオーダーストップ状態になっています。

私の場合も、2025年末ごろに「カロクロでも買うかな」ってなったのでディーラー経由で新車を買えるわけないですね。

そこでいわゆる「新車飛ばし」物件を分けてもらいましたw
登録済み未使用車ってやつですね。
2025年11月登録の個体を2026年2月14日頃に名変&購入。購入時 ODO は 6km。

購入時総走行距離


最近のトヨタ車(新車)の買い方(想像)

カローラクロスの2025年5月の大規模マイナーチェンジ時では、発表後に動いてももう無理で、下記のようなプロセスを経る必要があります。

  1. 少なくとも2,3か月前の時点で販売店(営業)に購入意思を伝えておく
  2. メーカー発注が可能になったタイミングで、ディーラーからの連絡を待つ
    1. 連絡なければ終了
    2. キャンセルがでれば連絡がある場合もある(補欠枠)
  3. 店舗割り当ての抽選に参加>外れたら終了
  4. 当選すれば注文可能
    1. 製造ロットの前半であれば割と納車は早い
    2. それに漏れると下手をすると一年待つ
  5. 一年後にマイナーチェンジとともに受注再開
  6. 繰り返し
といった感じです。
これはメーカーHP上では「販売店にお問い合わせください」としか書いていません。
実際は、販売店によりこのプロセスには差異があるのでそのような表記になっているから?

納車は年間通じて行われます。
例えば、販社割り当てが 100台なら、月平均15~20台づつといった感じ。
2025年5月のマイナーチェンジ仕様の納車もまだ2026年6月くらいまで続くようです。
(カローラクロスは、2026年は7月にマイナーチェンジ版オーダー再開)

販売店の差異

  • 抽選の有無:いわゆる上客(そのお店のお得意様)、法人契約、ディーラーローン、残クレなどうま味がある客を優遇する・しない
  • 販売台数の差異:そのディーラー系列が過去「カローラ店」だったとか、経営層がトヨタ本体出身だったとかなどのディーラーそのもののトヨタとの関係によりそもそもの割り当て台数が多い・少ない

割り当て台数とは


最近のトヨタの生産計画は次回改良やモデルチェンジ計画まで(通常一年)のサイクルで行い、その台数を販売系列店の優先度に応じ割り当てが決定されるようです。
カローラクロスの生産計画は年間数万台と思われますが、日本国内割り当ては冷遇というか、利益率のよい仕向け地向けに多く割り当てられているようです。

コロナ前までの売り方は、年間通じ常に販売店経由で受注し、それベースで生産キャパを鑑みて計画する感じで、そもそも国内向けが今より冷遇されていなかったので、飛び込みで買うことが出来、遅くても2,3か月で納車されていました。
というか、販社も見込み発注して即納在庫も確保してましたね。

今の売り方は、ユーザーは不満ですけど販売店は値引きを極小化できるというメリットがあるし、メーカーも為替相場見ながらより儲かる仕向け地を優先できます。
このような、超売り手市場が可能になった背景には、やはりコロナ以降の市場の品薄感からくる需要とトヨタ車の価格と商品仕様が戦略的に大成功していると言わざるを得ません。

このビジネスモデルがうまいこと機能しているので、メーカーもモデルチェンジサイクルを長ーくして年次改良で商品の魅力向上のための装備などを投入するようなスタイルになってきています。

中東の影響


現在の中東情勢で、これまで優先仕向け地だった国に出荷しにくくなった影響から日本向けの台数に少し上乗せが出ているケースが見受けられるようになりました。
これによりトヨタの営業損失はあるはずですが(日本向けは儲けが少ない)、生産計画に大幅な変更をしたくないのもあるのか、ランクル系があからさまに納車が進んだりと、少しづつ状況は変わりつつあるものの、売り手市場を維持するための需給バランスは非常にうまくコントロールされている感じです。

トヨタ以外のメーカー


当初、トヨタのおこぼれ頂戴ってやっていた感があったんですが、日産は最近納期が長期化しつつあって、トヨタ式ビジネスモデルになりつつあるみたい。
ホンダは値上げで対応するみたいな感じです。

マツダやスバルや三菱は興味がないので知りませんが、そうでもない感じ。
基本指名買いの固定客が下支えしているブランドで、時々トヨタの新車が買えない人向けの受け皿?になっている感じもしなくもないです。
スズキはなんかよくわかりませんが、ジムニーなんかはどちらかといえば別の意味で勝ち組というか。スイフトとか見ると負け組というか・・・でも収益全体ではトヨタに次ぐ感じで、経営者は有能ということでしょうか。

トヨタ一強過ぎて、やりたい放題の現状は消費者にとってはとてもよくないので「他メーカーはもっとがんばれよ」とエールを送りましょうw


  

消費者目線でのインプレッション?


Youtube などの評論家動画ではおおむねべた褒め。
競合商品としては、ホンダベゼルやスバルクロストレックあたりのようです。

購入したモデル

いわゆる「リセールスペシャル仕様」。
HV-Z、FF、パール白、パノラマルーフ、アドバンストパーク、ステアリングヒーター、100V です。
新古車なので、そもそもメーカーOPを指定できず。
アダプティブハイビームは欲しかったかも。

外観



「カローラ」にしてはちょっと横幅が広い(1820mm)のが不満。
大きく変更になったフロントマスクはマイナー前が好み。
ちょっとフロントフェイスが絶壁すぎるんですよね。
ヘッドライトデザインは前後期どちらでも良い気がしますが、ターンシグナルの光り方は後期型の方が今時。
グリルセンター部分がぼんやりが光りますけど、ぶっちゃけ運転してたら見えないです。


リアはそもそものデザインがちょっとイケてないので、改良しても灯火類のデザインくらいないんですが、ウィンカーとストップランプの発光面積が極小で、「これで良いのか?」と心配になるレベル。
停止中のストップランプがまぶしいから小さくするんでしょうか?
ハイマウントもあることだし。
でもウィンカーを小さくする意味はよくわかりません。


ボディサイドは、後期型でも変更がないのですが、結構凝ったプレスラインになっています。
トヨタ製の車を買うのは、ほぼ初めてなんですがチリとか部品の取り付け精度とかはそれなりって感じがします。
いい感じで手抜きしてるんだなあという印象。塗装はまあまあ。
まあ、あくまでカローラですからね。


18インチの純正アルミはガンメタ&切削光輝のよくある「ブラポリ」系。
デザインは見慣れてきましたが、なんか違和感あるんですよね。
前期型の方がよいかも?

内装


基本に安いです。他社の同価格帯の競合モデルに比べても圧倒的です。
徹底的にコスト削減というかヒエラルキーを感じる内装です。
あくまでヤリクロ以上ハリアー未満?
つか、トヨタ車全般こんな質感が多いようですね。「文句があるならレクサス買え」というメッセージでしょう。
スープラの内装(2世代前のBMW内装)が豪華に見えてきますw


シフトノブは他車種流用。
というかルームランプやメーター類もトヨタ車のいろんなモデル間で共通化されてます。



シフト周りに見栄えのための電飾いれてピアノブラックにしてちょっと変わった感を醸し出してはありますが、それ以外の個所はチープなプラむき出しで、あくまで大衆車であることも忘れないあたりすごい。
シートベンチレーションが標準装備になったのは今回のトピックでしたが、「お前らが考えるほど涼しくはない」程度のものとお考え下さい。


ステアリングは一世代古いデザインのタイプ。

乳首スイッチバージョン。
エアバックあたりのプラスティックは意匠面に「ヒケ」があったり(ハズレ)と、安物感がすごいです。
本革巻きとのことですが、「本革」が「天然皮革」を指すかどうかはわかりませんね。
一体何でできてるんだろう?


運転席ドアスイッチはあまりに安っぽすぎるので、カローラツーリング WxB 用のパネル(ピアノブラック)と、50系 RAV4 後期のスイッチに変更(メッキ加飾+全席バックライト付き)してます。
そもそもウィンドウスイッチが後杉かつ、照明も何もないのでスイッチを毎回探す必要があるのが許せなくて・・・


ついでにディーラOPの足元照明をつけてるんですが、ペダル真っ黒だとよくわからないのでテキトーなやつをかぶせてます(ガスペダル)。ブレーキは交換式。
GRS用やカロスポ用のトヨタ純正部品でも良かった気がしますが。この辺は単にゴムとアルミ板の部品ですから中華でも何でもよいですね。

コーションプレート


車台番号はモザイク

助手席の内側、ボディに貼り付けです。
車台番号の刻印は運転席シート下。
バルクヘッド見えないからですかね?刻印。
コーションプレートに至ってはリベット止めの金属板でもなく単にステッカー。

記載される情報

  1. 車両の基本情報
    1. MODEL: 6AA-ZVG13-RHXEB
      1. 6AA: 2018年排出ガス基準75%低減、かつ2030年度燃費基準を達成しているハイブリッド車(HV)
      2. ZVG13: カローラクロスの1.8L・ハイブリッド・2WD(FF)モデル
      3. RHXEB: グレードや主要装備を特定するための管理コード
    2. ENGINE: 2ZR-FXE 1797 mL
      1. 排気量1,797cc(1.8L)直列4気筒DOHCハイブリッド専用エンジン「2ZR-FXE」
    3. FRAME No.(車台番号): ZVG13-XXXXXXX
      1. この車両固有の識別番号(日本国内では VIN は未使用)
  2. カラー・内装・トランスミッション
    1. COLOR: 089
      1. 089: 外板塗装色 - プラチナホワイトパールマイカ
    2. TRIM: LA20
      1. LA20: ブラック内装
    3. TRANS.: PA10
      1. PA10: ハイブリッド車向けの電気式無段変速機(電気式CVT)
  3.  製造に関する情報
    1. BUILT: 11 / 25
      1. 2025年11月製造(組み立て)された
    2. 25Y / 77 / 453
      1. 25Y: モデルイヤー
      2. 77: トヨタ自動車東日本(株)の岩手工場コード?
      3. 453: ライン番号または工程管理コード?
    3. MADE IN JAPAN
      1. 日本製

運転してみて感じること


ブレーキがややカックン


おそらくですが、停止を目的としたブレーキング時、回生ブレーキと物理ブレーキの切り替わりあるいは協調動作制御の境目で制動力が変化するポイントがある気がします。
特に停車寸前。

またブレーキング前にアクセルオフ(コースト状態)だった場合とアクセルを直前まで踏んでいた場合、さらにEV走行かエンジン走行かの組み合わせでも制動アルゴリズムに変化がありそう。

パワーモードで踏み込んでみるとわかりますが、ブレーキ踏んでも駆動が切れずに押されてちょっと怖いときがあります。けど、そういうスポーツ走行的な走り方をしなければ良いだけの話ですね。
いづれにせよブレーキングポイントまで駆動をかけずにブレーキングを見越した早めの空走を心掛けるとよい気がします。

ハンドリング


FF特有かもしれませんが、結構トルクステアを感じます。
また、ステアリング中立付近のインフォーメーションがやや希薄かつ直進付近の遊びが多すぎる?感じでちょっと違和感。
直進安定性に関してもあまりよくない印象。
スープラよりはマシですが。
ACC を使用していればレーントレーシングがあるので気にならないです。

ACC


よく言われるトルク感応式で、ステアリングにトルクかけないとすぐに警告出ます。
ただしそれ以外の制御はよくできてます。
2025モデルは出荷状態でトヨタセーフティーセンス 3.0 です。

この車に限った話ではないですが、ACC最大の問題点は高速道路にて走行車線を100km/hで走行中に前走車に追いついた場合、設定車間距離前から緩やかに減速すること。
追い抜きをかけるための車線変更時にいったん減速からの加速となり燃費にも後続車にもよくない感じ(多分ブレーキランプも点いてる)。

回避するためにはかなり手前で車線変更すればよいのですが、私の高速道路を走るリズムと合わないです。
一応、普通のクルコンモードもあるので、そっちの方が直感的かも。
その場合レーントレーシング作動するのかな?

サスペンション



FFはトーションビームなのでよく馬鹿にされている記事を見ますが、サスペンション形式ではなく実際の運用時の挙動が良ければ形式なんか何でも良いんです。
しかしこの車の場合、ソフトライドなのは良いのですが、ロール剛性が低いのか減衰力の問題なのかとにかく左右の揺れの収束が遅くて船酔いしそうですw
これがステアリングのインフォメーションが希薄と感じる原因の一端かもしれないな。とも感じてます。
ファミリーカーとしての乗り心地としてはとても良い設定かと。

静粛性


アクアハイブリッドなどの3気筒エンジンは、エンジン動作時の振動や音が発電機みたいでしたけど、2ZR-FXE は一世代前の枯れた4気筒エンジンですがそれなりに静かです。
後期型はフロントガラスが遮音ガラスらしいし、ボンネットインシュレーターも入っているし、吸音材?防音材?も増量されているようなので、従来型よりも静粛性は向上しているのかも?

パノラミックルーフ


全面羽目殺しガラスルーフはリセールの為の必須オプションみたいですが、個人的には無くても良いけどあった方が洗車が楽そうとか考えています。
ルーフは若干手が届きにくい(踏み台が必要)ので、塗装だとコーティングのメンテナンスが大変。
その点ガラスは、あまりスクラッチ傷を気にせずケミカルでなんとかなるのでメンテが楽そうです。
また、夏は暑いらしいのですがシェード閉めてエアコン使えば良いのではないですかね。
そりゃノーマルルーフよりは暑いのかもしれないですが。
ああ、あとシェード空けていると車内が明るくてオープンカーみたいで良い感じ。
後席に乗ると景色もよさそうです。

ナビ&インフォテイメント&オーディオ


車載ナビは画面大きいし、システム的にはよくできてます。
UIのデザインだけはいただけませんが、この世代のテレマティクスはレクサスもトヨタもみんなこれっぽいので、もうそういうことですね。
「ヘイトヨタ」で起動する音声アシスタントと、ナビの音声が全く違う声で違和感ありまくりですが、認識率は Google Nest や Amazon Echo より良いし、ナビ自体も Google Map や Apple Map よりは随分よくできてます。

あと一応6スピーカーらしいですが、お世辞にも音はよくないです。
が、Bluetooth音源聞くならこの程度でもあるだけマシですね。

コスパ



この車は、諸費用コミコミの総額が約420万。値引き40万円でした。
「コスパが良い」とされますが、冷静に考えると高いですよ。
SUV とはいえカローラですよ。1.8L の FF車ですよ。
一昔前ならコミコミ300くらいの感じ。

車両価格が上昇している原因は物価だけじゃあなくて、安全装備の義務化とかコネクテッドや自動運転やハイブリッドシステムや数々の贅沢装備など、自動車が死なない化・家電化・スマホ化している副作用なんだとは思いますが、もう少し良い車ほしいなって思うと、600万とか下手すると 1000万コースですからね。

所得の伸びに対して物価というか車の価格の高騰の方が伸びが大きいです。
苦肉の策として、メーカーは共通化とかチープな内装部品とかで少しでも安く作れるように工夫してるんで、まあ我慢して3年は乗る予定ですw