NEED FOR SPEED 2015 PC (別名:NEED FOR DAYLIGHT) |
もう旬は過ぎてしまった感があるのですが、久々にコテコテのNFSだという点とJ'SRACINGが正式にライセンス許諾している点で興味があったのでフルプライス(約8400JPY)で入手。
ハンコン設定
PC版ローカライズとしての目玉?主要なコントローラーであれば対応済みになっており、困ることは無さそう。
しかし設定項目がいささかおおざっぱすぎます。
キーアサイン |
ステアリングデッドゾーンを含めほかは設定すると違和感バリバリです。
なお、マニュアルシフト派はここでオートリバースをオフにしましょう。
感度チューニング |
ATにした場合は上記設定は無視されます。
グラフィック
NFS 2015 All ultra |
車両に付着する水垢汚れや塗装のメタリック層や水滴、街頭の反射など。
壁に車を向けると、自車のライトで照らされるだけではなく、光源が濡れた壁に反射する表現など、よく出来ています。
NFS 2015 PC |
NFS 2015 PC |
制約
フルスクリーンモードでスクショがとりにくい。というか撮れない。ゲーム内で撮影機能があるのですがいまいちイケてません。
(後日配信されました)
クルマ
ストリート系のレゲーにHonda車が登場するのは稀ですが、NSX(NA2),CIVIC(EK9),RS-X(DC5),S2000(AP2)が収録されています。EA系ゲームに登場するS2000はいままで相当いい加減なモデリングだったのですが(オーナーでなければわからない程度にはよくできてます)、大分良くなりました。
しかし、ヘッドライトウォッシャーとボディサイドのHONDAエンブレムから、前半分EU仕様ですが・・・
NFS 2015 2009 S2000 AP2 |
しかしカリフォルニアナンバーなので、架空の街といえどアメリカ合衆国内と思われるので、モデリングの参考にした車両がどういう仕様だったか?というのが気になるところ。
NFS 2015 PC 2009 S2000 AP2 |
J'S RACING + S2000 視点で見てみる
NFS 2015 PC |
J'Sのロゴは割と最近のロゴでおそらく社長が提供したものと思われます。
(つまり私が書いたロゴそのまま)
ステッカーは一種類の登録しかなく、漢字と一体なうえカラーチェンジも不能。
また、ブランドの説明書きはほぼWebページの会社概要の要約。
リアフェンダー
- 細かなサイズなどを含め忠実度高し
- やや太すぎ感あり
NFS 2015 PC S2000 TYPE-S Rear wide fender |
サイドステップ
- 形状そのものが微妙に異なる
- FRP仕様一択
NFC 2015 PC S2000 TYPE-S Side skart |
リアバンパーとウィング
- カナード(のような一体成型の突起物)が無くオプション装着扱いw
- 牽引フック強制装着(シルバーメッキ仕様)
- GTウィングは一枚タイプのオーソドックスマウントタイプ
NFS 2015 PC S2000 TYPE-S Rear Bunper + 3D GT-Wing Type-1 |
フロントバンパー、フェンダー、ボンネット
- ワイドフェンダーがエクステンション無しでバンパーに自然にフィットw
- アンダーウィングの形状は1.0
- 牽引フックも同じくシルバーのものが装着
- Hマーク強制装着
- カナード別売りw(リアル)
- フェンダーカバーは存在しない
- フェンダーのウィンカーとS2000エンブレムは消失
- 盆ピン装着不能
- ウォッシャーノズルはボディー同色(塗れない)
NFS 2015 PC S2000 TYPE-S Front Bumper + TYPE-V Hood + TYPE-S Front Fender |
というかアームを延長しているのか、ホイールをワイドにしているのか、またはオフセットなのかは不明です。キャンパーも前後-5度が限界です。
ヘラフラとかのステッカーがあるのに、そういうこと(ツライチ)は出来ないとか、こだわっていそうでこだわっていない疑問が残る仕様。
なお、まだゲーム序盤なのでいろいろアンロックされると状況変わるのかも知れません。
なお、TYPE-GTなどは装着できない模様。
(ムービー内ではTYPE-GT仕様の黄色いS2000が登場します)
ホイール・タイヤ
CE28はかろうじて存在しますが、センターキャップが外せません。
というかリアルではS2000にCE28のセンターキャップは確か装着不能。
また、サイズもインチが明記されないので見た目で合わせるしかありません。
タイヤは機能部品として交換対象ですが、見た目に関してはタイヤレタリングや引っ張りタイヤにするかなどを選択可能になっています。
ただ、どのタイヤもSタイヤっぽい見た目ではなく、どことなくスタッドレスですw
ゲーム内容
基本的には、見たこともないような外人の俳優が実写で(しかもありがちな日本語吹き替えで)よくわからない話をするだけでストーリーも特にありません。ただ、オープンワールドの街を走ってレースをするだけの普通のNFSです。
ポリスは登場しますが弱体化している気がします。
一応、過去のNFS作品のように道路封鎖とかタイヤスパイクとかヘリもあります。
(EMP兵器はなさそう)
レースは基本的に、「野良」と「お題」で、お題はクリアすると次のお題がでてくる。
野良レースはレベルかなにかで増えていくといった感じで、他プレイヤーやNPCが時々走っており、その人たちもレースしてたりして、こっちがレース中にすれ違う時は結構緊張感ありますw
なので、ほかのオンライン系オープンワールドレースよりも出会うプレイヤーにはぶつけてこないので意外とマナーが良くなる仕組み。
ただ、同一セッションあるいはクルー(フレンド)を集めて走るレースはそれ相応のぶつけあいがありますが。
昼にならない・晴れない
基本的に時間経過の概念はあるようですが、夕暮れ>深夜>夜明け>夕暮れ・・・と基本的には夜間しか無く、しかもずーーーーーっと雨の世界観。この世界観は NFS Underground っぽいので「明けない夜はないでしょ」「やまない雨はないでしょ」的な社会通念は通用しませんw
登場するリアル人物
NFS 2015 PC |
ゲーム中では5つの走りの「スタイル」が提唱されており、架空の街の中でその「スタイル」という大義名分の違法行為をして楽しむのですが、「普段できないことを仮想空間でやれる楽しさ」で許されていた内容だったのに、実在の人物の登場によってゲーム冒頭のお決まりの安全に対する注意事項と矛盾させることに成功しています。
中でも一番まっとうそう(公道での違法行為)な人物っぽいケン・ブロックもなぜわざわざこのゲームなんぞに出演するのかよくわかりません。中和作戦でしょうか?
しかし、そもそも大半の人は5人を見て「だれ?」的な感じでしょうから実際、架空の人物と変わらなかったりして。と思ったら公式ページでしっかり紹介されとる。
http://www.needforspeed.com/ja_JP/5-ways-to-play
(一部略歴紹介するとヤバい人は適当にぼかしてますが)
(ストーリー終盤でムービー内でセリフ付きで絡みがあります)
買いか?
グラフィックは一見の価値あり。しかしゲーム内容は "NFS Underground" + "Rivals"。
そう思うとフルプライスは高い。家庭用はすでに安売りなのでそっちでいいかも。
あるいは、諸星一家やこれ系が好きなら買いだが、それほどではない人はセールあるいは無料配布待ちでOK。
とにかく雰囲気が暗い上に天気も良くないので鬱気味な人は回避推奨かも。