Razer Blackwidow Chroma 2014 RGB backlit. mechanical keyboard |
って購入を見送るはずだった Blackwidow Chroma ですが、手違いで入手してしまいました。
MSYからレビュー用に送り付けられたわけではないので、リアルチェック記事となっています(w
Blackwidow Chroma 商品ページ (ja)
ボックスアート
Blackwidow Chroma 2014 JP |
パッケージ写真が英語配列なので左隅の「日本語」シールが無ければ一瞬間違えたか?と焦ります。
プラグとプラグイン
Blackwidow Chroma Plugs |
意味は調べていないのでわかりませんが、どっちかがデバイスそのものでどっちかがオプショナル電源供給(と思われます)。
ケーブル類の仕様その他の3.5mmミニジャックがある点も Blackwidow シリーズ共通。
K70のUSBも同様に2本のUSBポートを使用しますが、K70はUSB3.0接続時1本だけでよいという仕様です。
Razerの場合、そのような表記は見られないのでちょっと不明。
まあ、2本差しておけば問題ないでしょう。
Blackwidow Ultimate 2013 Blackwidow Chroma 2014 |
筆者の場合、Synapse2.0が導入されていたので、続いて更新ポップアップが出ました。
初導入の場合は Razerのサイトからダウンロードする必要があります。
Synapse2.0 Update message first plug in Chroma |
Updating |
finish |
Synapse2.0 (1.18)
最近のSynapseは右上のギアみたいなアイコンを押すとバージョン出るようになりましたね。
ちなみにSynapseはOSのフォントサイズを125%スケールにしていると少し表示が乱れます。
Synapse2.0 on Chroma |
これでLEDを細かく設定できるのか?と心配になります。
Synapse2.0 LED setting on Chroma |
これを「プロファイル」として保存しておく仕様。
そもそもプロファイルは従来から存在しており、マクロ設定とアプリケーションとを割り当てする機能でしたが、LEDの発光状態が加わるという感じで特に拡張されていません。
つまり、LEDの発光パターンは1プロファイル(≒1アプリケーション)に対してのみ。
どういうことかというと、アプリ(たとえばFPS)用のプロファイルをほかのFPSでも同じようにしたければ、プロファイルをコピーするなりして新たに作成しろということになります。
また、プロファイル切り替えは自動のほかに Fn+数字キーでも手動切り替えに対応する点や、プロファイルアサイン済みのアプリ終了後に自動的にデフォルトに戻らないあたりも全く変わっていません。
(explorer.exeにプロファイル割り当てれば戻ったように見える)
まあ Corsair の CUE に比べるとシンプルな分わかり易いですね。
その代り、光り方がワンパターンなので、Corsairのような凝りまくったことはできません。(少なくとも今のところ)
期待ほど明るくない
Blackwidow Ultimate 2013 Blackwidow Chroma 2014 (Green set. #00FF00) Maximum luminescence |
やはりマルチカラーLEDの「緑色」は発色がイマイチ。
光量も少な目。色味が異なるのはひょっとたら、背景パネルが白くなったのが原因かもしれません(後述)。
光量に関しては「やればできる」けど、なにかと制御することが増えたので電源が厳しいとかそういう理由で落としているかもしれませんが、私はMAX光量がまぶしい位が好きなのでちょっとなんとかしてほしいところ。
Blackwidow Chroma 2014 |
一方、Razerマーク部分は同じ発色・光量(マルチカラーなのに)。
緑以外も試してみる
Blackwidow Chroma 2014 |
一方、中間色はSynapse2.0上のカラーサンプルとLEDの発色が非常に乖離しており、思った色味になかなか設定できません。
Synapse 2.0 on Chroma |
もっと、カラーピッカーの色とLEDの発光色を合わせてほしいですね。
面倒なのか難しいのか。CUEはその辺だけは直観的です。
使い道は?
Chroma Razer Decal |
スイッチよりも品質が
一見して今までの Blackwidow ですが、スイッチやら梱包資材やら少しづつコストダウンが垣間見られます。
見た目だったり使い勝手だったりする部分に顕在化しなければいいのですが、ちょっと?ですな。
ほつれてるケーブル |
擦り傷 |
まあ、機能上問題ないですけどなんだかなって思いますよ。
Kaithのコピースイッチは
Blackwidow Chroma Kailh Green Switch |
とはいえ2万円台のキーボードがほいほい売れる事は考えにくく、アーリーアダプターが多く飛びついている。Corsairはちょっと高いのでRazer。そのうちロジ。
といったところでしょうか。
来年以降、この手の商品が中国あるいは台湾メーカーから続々と登場しそうなので、どうなるか見ものですね。
光らないキーがある
Blackwidow Chroma 2014 non backlit. key |
Synapse2.0上でも設定できないことになっているのでおそらくLEDは入っていないと思われます(未確認)。
なんで入れないのか理由はよくわかりません。
背景は白
Blackwidow Chroma 2014 white base color |
まあこれは必然ですな。
一方で、キートップの仕様は基本的にかわらず。
つまりRazerの変態フォントです。Rのグリフが微妙です。
Corsairと違って、日本語は変換キーなど最低限です。
買いか?
現バージョンのSynapse2.0は(以前よりは)安定しており、ソフト部分を含めた製品全体の完成度は少なくとも Corsair より上。
緑軸は耐久性が心配される以外特に Cherry 青軸と比べて気になる点は無し。
(音的にも少し静かになった感じ)
対 Corsair比ですが
- ドライバ・制御ソフトが安定している
LEDのカスタマイズ性は Corsairに劣っている
(2015-01-07) Chroma Configurator により同等- LEDは少し明るい
- キートップに「かな」は無い
一方、Blackwidow Ultimate 2013比だと
- LEDが暗い
- 緑色がきれいじゃない
- 高い
LEDがRGBマルチカラーで緑だけじゃなくっていろいろ光らせたいという向きには価格面からも安心して使えるという意味からもお勧め度は Corsair より上な感じ。
Logicool/Logitec の G910 が発売前なのですが、あちらはもう少しベクトルが違っている感じなので、現時点ではなんとも言えません。