Location Free LF-PK1 をルーターにして iTunes を iPhone Remote で弄る

Sony Location Free といえば、TVをワイヤレスでPSPやPCに配信する革新的ソリューションでした。
無線LANだけではなく、ダイナミックDNS経由でインターネットに対して配信できるので、海外に居ながらでも日本のTVが見れたりして、結構重宝されていたと思いますが、なぜか今はディスコンです。

LF-PK1


もっぱら私の所有する初期型 LF-PK1 もアナログ放送かRCA入力しか出来ないものですので、ほとんど使っていないのですが、実はこの機械はWiFiアクセスポイントになるんですね。


自宅のLAN環境は、1FにWiFiルーター(NEC WR8700)に有線接続でTV(Bravia)とプリンター(MyMio)、そして2Fのスイッチへ接続、其処からさらに各部屋に配線。
ローカルアドレスはお約束の 192.168.XXX.XXXです。

2FのPC(自作機)やMac(Mac Mini 2009 Late)、ゲーム機類(PS3/XBOX360)は有線接続です。

iPhoneを自宅で使うときは、1FはNECのWiFiルーターに接続。
2Fでは電波が悪いので、Buffalloの昔のWiFiルーターをアクセスポイントにして接続して使っていました。
しかし、iPhone3GSの場合はこれでうまく運用できていたのですが、どうもiPhone4になってから、BuffaloのWiFiルーターとの相性が悪い感じで、接続するんだけど不安定。
いろいろ四苦八苦しながらやってみましたが、結論はiPhone4かBuffaloのどちらかがゴミまたは産業廃棄物です。
よってあきらめて2F用にルーターでもと考えるわけですが、


  • Buffalo買うのはリスキー
  • オマケのFonルーターは間違えて捨てちゃった
  • NECもう一台買うのも芸が無い
  • ましてや他のメーカーもギャンブル


という論法で押入れに眠っていたLF-PK1で接続したところ、実にバッチリ決まりました。
iPhone4との通信も超が付くほど安定してます。
しかもこのLF-PK1はやたらと電波が強い感じで、1Fまでカバーで来ちゃいます。
iPhoneって、電波高度が低くなると勝手に強い方に接続するのですが、これだと1Fに移動しても1Fのルーターに切り替わりません。それくらい強いです。


少し問題になるのは、LF-PK1はなんと自分自身が参加するネットワークアドレスは設定変更できるのですが、ワイヤレス子機は全然違うネットワークアドレスを割り当てる仕様。
しかも 172.29.71.XXX という・・・
これが異なるため、iPhone4にしてみると、1Fでは 192.168セグメント。2Fでは 172.29セグメントに所属することになるわけです。

これの何処が問題かというと、Remote。

Remote
iPhone用のRemoteは 同一セグメントのiTunesをiPhoneでコントロールするアプリケーションです。
これが2Fに居る時に動作しないわけですね。

で。iTunesが動いているMac Miniは有線接続で 192.168セグメントに接続しているのですが、よく考えたらWiFi(AirMac)も搭載しているので、そっち側で Location Free (LF-PK1)に接続したらええんちゃうの?ということで・・・

AirMacでロケフリに接続
172.281セグメントにぶら下がってます
つまり、NIC二枚ざし状態になるわけです。
PCだとサーバーにするときくらいしかあんまり使わないですが、Mac OSX の場合はこうして追加で接続するだけで、iTunesをコントロールできました。
では、このとき Mac Mini上の Safari とかどっち経由で接続するんじゃ?
と思ってチェックしてみたら、ちゃんと有線側で通信しています。

なんかスゲー。

この辺、どういう仕組みなのか調べてもなかなか見つけられないのですが、
有線が en0 、無線が en1 というデバイス名になっているので複数のネットワークデバイスがコネクション成立しているときは、自動的に en0 > en1 の順でトライしていけた方で通信する仕様なのでは?と思っています。

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