覚書:Google drive file stream + windows10(1803)でシャットダウンが遅延する

windows10 1803
何時ぞやのWindows Update以降、build 1803に至るまでのWindows10環境で Google drive file stream が原因で、Windows10のシャットダウン(高速ではない方)が10分程かかる問題が出ました。

イベントビューワーで、シャットダウン時のエラーログをみると、Remote Access Control Managerサービスが応答しないため遅延している旨のログがありました。
アプリケーションとサービスログ>Microsoft>Windows>Diagnostics>Performance/Operational
フィルター イベントID:203
同サービスを停止した後、シャットダウン操作を行うと、1~2秒でシャットダウンすることから、何らかのアプリケーションがこのサービス経由で通信を試みているが、何らかの理由で失敗し、タイムアウト時間までシャットダウン処理が保留されている模様。

Remote Access Control ManagerはVPNまたはダイヤルアップ接続関連のサービスですから、何らかの通信を行うアプリが怪しい。
しかもダイヤルアップはあまり考えられないのでVPNを作成しそうなもの。

ということで犯人候補は

  1. GeForce ExperienceまたはGeforce Driver
  2. Google drive file stream
でした。
車庫のサブマシンはこの問題が起きないので、調べてみると
Google drive file streamではなく、Googleバックアップと同期が導入されていましたので、問題のあるマシン上からGoogle drive file streamを削除し、Googleバックアップと同期に変更したところ、スムースにシャットダウンするようになりました。
もちろんRemote Access Control Managerサービスは動いている状態です。

Google drive file stream導入直後はこの問題は生じていなかったのですが、Windows10 2018 April update (RS4 build1803)の前後から症状が出始めていることから、Windows側でアップデートされた何かとGoogle drive file streamの複合的問題と推測されます。

なお、2018-05-24時点の最新のGoogle drive file streamとWindows10 Pro(1803)の組み合わせでもこの問題は発生します。

ちなみに、Google drive file streamは G-Suite利用組織に所属するユーザー専用で、Googleバックアップと同期と比較してユーザー数も少なく、バグレポートやインシデント報告も少なさそう。
現に、いろいろググってみましたけど、まったく同じ症状が起きた情報は発見できず。

おま環の可能性もあり得ますが、念の為覚書として公開しておきます。