G910 Box |
Razer Chroma / Corsair K70 RGB がLED以外はオーソドックスなタイプであったのに対して、G910では少し独自路線を打ち出してきた感じですね。
箱
G910 JA Box Art |
当然説明書も日本語です。
このあたりの「安心感」が市場に受け入れられている気がします。
Razer や Corsair を見送っていた人たちの気持ちも理解できます。
中身
G910 Un box |
パームレスト部分は骨組が存在しており、取り外し出来るのは「ぺらぺらのカバー」のみ。
一応大小2サイズが同梱されていますが、「無し」で運用することが事実上不可能。
また、キーボード手前はかなり分厚いデザインとなっており、この辺個人的にはちょっといただけません。
ディテイル
G910 logo |
なんでも手汗をかきにくくするとかなんとか。
G910 USB Plug |
これで電力的に間に合っているあたりなかなか凄い。
ケーブルはやや太めですが、布巻ではないビニールケーブルでした。
G910 logo led |
G910 logo led |
ふーん。って感じ。
ソフトウェア
G910 Logicool Game Software |
USBをプラグしても標準HIDドライバ以外は何もアップデートされないので、あいかわらず正式名称が「ゲーム ソフトウェア」なのか「ゲーミングソフトウェア」なのか不明なソフトウェアを手動でダウンロードしてくる必要があります。
マニュアルに書いてあるURLはわかりにくいのでメモ:
http://support.logicool.co.jp/ja_jp/product/rgb-gaming-keyboard-g910#download
↑からお使いのOSに合った「ゲーミング(ry」をダウンロード。
Logicool ゲーム ソフトウェア |
さっそくLEDの設定をしてみます。
この時はちゃんと日本語配列になります。
Logicool ゲーム ソフトウェア 8.57.145 Command LED mode |
プロファイル側の「アクティブキー」と「そうではないキー」の2色指定で細かいことはできませんモード。
Gキーに関してはマクロ単位で着色が別途可能。
また、「ロゴ」のLEDカラーは「アクティブキー」側と同色となる模様。
Razer Synapse 2.0 の 対Chromaに関する問題と同じようにLEDの発光と画面の色がマッチしていない(特に黄色、オレンジ、黄緑系、白)。
Logicool ゲームソフトウェア 8.57.145 Zone LED mode |
Corsair(CUE)でいうところの「グループ」を作成し、グループ単位に着色可能。
デフォルトでおおよそのグループが作成されています。
ちょっとUIがとっつきにくい感じです。
コマンドモード以外のモードはプロファイルに依存性が無いので「1種類」しか作れないようです。
Logicool ゲームソフトウェア 8.57.145 Lighting LED mode |
ここはグループ化できない以外にゾーンモードと違いが判りません。
こいつもプロファイルに依存しません。
なお、G910ではLEDバックライトの色を変更できないキーが各種存在しています。
上記画面でブラックアウトしているキーはすべて「水色」固定です。
(MRキーだけは「オレンジ」)
もう一つプリセットされた(レインボーとか)があるモードがあります。
がどのモードも「コマンドモード」以外はプロファイルに無関係なのが少し気になる感じ。
たとえば、デフォルト(デスクトップ)では「レインボー」ゲームの時は「コマンド」にしたくても出来ません。(あくまでLEDの話)
G910 |
最近のイメージカラーである水色の発色は非常に綺麗です。
大きさ比較
Corsair K70 RGB vs Locgicool G910 |
ロジのGシリーズキーボードはどれも巨大でして、コイツもでっかいです。
幅が多少広いのは許容範囲ですが、奥行と厚みがかなりあるのでちょっと問題。
意匠面が最近のGシリーズのマウスのような「マット」と「光沢」で構成されますが、いずれも塗装ではないようです。
キー周辺のマットな部分もプラスティッキーな素材そのままです。
明るさ比較
Corsair K70 RGB vs Logicool G910 |
かなりくっきりした感じの光り方をするので Razer っぽい感じです。
Razer Blackwidow chroma vs Logicool G910 |
単純にキートップ文字のグリフだったり、キー周辺の透過光の影響かもしれませんが、パッと見はChromaが明るく見えますね。
Razer Blackwidow chroma vs Logicool G910 |
Corsair K70 RGB vs Razer Blackwidow chroma vs Logicool G910 |
各社光り方に特徴があるので一概にどれが良いかとか言えませんが「キーの視認性」に関して述べると Razer > Logicool > Corsair になります。
変態キートップ
G910 |
結果、キー同士のクリアランスが狭くなりますので、誤爆の可能性が高まります。
しかし、キートップに変な多面アングルがついているので防止できるという考えでしょう。
気に入らなければ変更できる Cherry互換スイッチに比べ、少しディスアドバンテージかもしれませんね。
また、GキーとWASDには「しましま」のデザインがありちょっと子供っぽい気がするのですがこれってかっこいいですか?。
キーの感触
G910 |
まあ、静かなことは静かです。
ストロークも短くなっていますが個人的にはあまりどうでもよいことです。
それはそうと、ファンクションキー越しのGキーはとっさに押せる??
メディアキー周辺
G910 |
ただし、メディアキーは前述のとおり「水色一色」でして、もう少し頑張ってほしかった感じ。
インジケーター周辺
G910 |
WinLockキーは「ONのときのみ点灯」なのに説明が書いてないので押してみないと何のキーか判りません。(まあ、一回押せばわかるか)
せっかくのフルカラーLEDキーなので、各種機能キーにステータスごとの発色設定ができるようにしないのはなぜでしょう?
RazerもCorsairもやってませんが。
(正確にはCorsairは 一部可能)
買いか?
G910 |
対 Razer Blackwidow Chroma
- LEDが暗い
- キートップが変
- カチカチしない
- 若干ショートストローク
- Synapse2.0を使わない
- LEDのカスタマイズは同程度
- 天下のロジクールの品質とサポートが受けられる
- 少し大きな机が必要
- Gキーが多い
- USB端子を一つしか消費しない
- マイクヘッドフォン端子+USBHUB機能が無い
- LEDが少し明るい
- 「かな」表記は最低限
- 安い
- 日本語サポートがある
- ハードウェアが安定している
- 細かなLEDカスタマイズに劣る
- CherryMX用のキートップが流用できない
- 大きいな机が必要
- Gキーがたくさんある
という感じです。
各社基本的な「キーボード」として安心して使えるレベルにはあるのですが、そもそも「イロモノ」を選ばなければほかの選択肢もあるわけなので、やはりRGB系キーボードは「RGB」が評価基準なのではないでしょうかね。
CorsairがLEDのカスタマイズ機能が現時点で最強なんですが、若干不安定さがあるのと価格が難点。それが無ければおすすめしたいところなんですが・・・
それよりもキーボードプロファイルが分厚くて、どうもしっくりこない。
ということで押入れ行き決定。
ARXコントロールに関しては G910 専用機能では無いので、特にアドバンテージにならないかと。「ゲーミングソフトウェア」が導入されていればだれでも利用可能です。
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