DB型 Supra を載せた船便がヤバそうな件


DB型 (2019~2025) スープラは

  1. Magna Steyr オーストリア Graz 工場で生産され
  2. Graz中央駅 (Graz Hauptbahnhof) から鉄道輸送
    1. ドイツのミュンヘン
    2. アールンを経由
  3. ベルギーのゼーブルッヘ港
  4. ベルギーのゼーブルッヘ港からK-Line (川崎汽船) の自動車運搬船で
    1. 通常はスエズルート
    2. 2024年は喜望峰ルートで
  5. 日本の豊橋港神野西ふ頭付近で陸揚げ通関し
  6. トヨタ自動車 田原工場元町工場でメーカー完成車検査(車体番号判明)
  7. 各地のディーラーの新車プール等に陸送
  8. ディーラーオプションの架装
  9. ディーラー店舗へ陸送
  10. 納車等

リードタイム

  1. 受注~生産開始: 約7カ月
  2. 日本までの輸送: 約1カ月(2024年は 2カ月以上)
  3. トヨタのメーカー完成車検査: 約1カ月(陸揚げ起算)

ネット情報を総合するとこんな感じで輸送されるようです。

私のオーダーは 2023年5月

販売店でハンコを押して、メーカーの端末に営業が発注処理しても、実際の発注受理は翌月に集約される説が濃厚です。
よって、2023-04-23 の私の注文は5月のメーカー受注になったと考えられます。

契約時にディーラー営業氏いわく。

2023年4月時点の「納期は2024年2月予定(約10ヶ月)」ということなので、逆算して2024年1月 遅くとも2月の便で日本に到着しないとならなくなります。
しかし、記事を書いている時点でまだ全然連絡ありません。
そこで、川崎汽船のスケジュールを見てみると。

乗っていそうなゼーブルッヘ港 ->豊橋神野 行きの船は以下の3隻っぽい。

  1. MICHIGAN HIGHWAY 2023-12-21(ZEEBRUGGE)
  2. CANADIAN HIGHWAY 2024-01-25(ZEEBRUGGE)
  3. ORION HIGHWAY 2024-02-13(ZEEBRUGGE)
楽観的に考え、最も直近に到着しそうな MICHIGAN HIGHWAY に載っているとすると・・・

紅海危機

世界を特にヨーロッパの製造業を奈落の底に陥れる、フーシ派のアレ。
これによって、スエズ運河を通過できない船舶はアフリカの喜望峰を経由しており、なんと 前述の船も・・・こういうルートを辿ってます。

スエズまで行ってから喜望峰へ(泣)

これにより、当初 2024年2月5日 到着予定の MICHIGAN HIGHWAY が 2月29日に遅延してます。(2024-02-25 時点のスケジュール)
  1. MICHIGAN HIGHWAY 
    1. 2023-12-21 ZEEBRUGGE
    2. 2024-02-18 シンガポール
    3. 2024-02-24 台中 (+1)
    4. 2024-02-29 豊橋神野 (-1)
  2. CANADIAN HIGHWAY
    1. 2024-01-25 ZEEBRUGGE
    2. 2024-02-27 シンガポール
    3. 2024-03-04 台中
    4. 2024-03-05 台北
    5. 2024-03-12 千葉
    6. 2024-03-16 豊橋神野 (+2)
  3. ORION HIGHWAY
    1. 2024-02-14 ZEEBRUGGE (+1)
    2. 2024-02-16 EMDEN
    3. 2024-02-19 SANTANDER
    4. 2024-03-22 シンガポール
    5. 2024-03-26 台中
    6. 2024-03-30 豊橋明海
    7. 2024-04-02 豊橋神野
  4. CAPE TOWN HIGHWAY
    1. 2024-03-15 ZEEBRUGGE (+1)
    2. 2024-04-20 シンガポール (-2)
    3. 2024-04-23 台北 (-2)
    4. 2024-05-01 豊橋神野 (-1)
()内は前回からのアップデート差分
CANADIAN HIGHWAY 以降は喜望峰へ直行しているようです。

喜望峰経由の航路は少なくとも、1.5倍位に距離が増えるので、当然航海日程もお船の燃料も輸送コストも1.5倍になるわけで、しかもその船の運行予定も全部後ろ倒しになるわけで、これは大変な事態。
運が悪いとしか言いようがないですな。

というわけで、納車は良くて4月になりそう。