GT5 - Patch 1.02 と 残念ゲームオブザイヤー

個人的残念ゲームオブザイヤー

発売日の初回起動時にいきなりパッチ 1.01 が来てから早くも11月27日にさらにパッチ 1.02もリリースされました。
対応が早いのは良いですが、6年かけて熟成させて、発売から2日でパッチ2個目とかいい加減にしろといいたくなるのも事実。

どうやらPSNネットワークの改善?らしいのですが、私が気が付いた点としてはBスペック後に勝手にオートマ+レーシングライン表示OFFなどになってしまう問題が直っている気がします。
でもなぜパッチによる改修点をはっきりアナウンスしないのか謎ですね。


ちなみに。言いたいことが幾つか・・・


フリーズしまくってる

私の初期型PS3では 1.02 の状態でもライセンス試験やカーディーラーでのデモ走行がフリーズしまくるのでかなりやる気が失せています。
この場合、コントローラーも一切受け付けないのでPS3の電源ボタン長押し等でリセットするしかありません。

(後日追記)

パッチ導入後、一旦PS3のHDDからアンインスコ。
その後再度インストールしたところ、それ以来フリーズに遭遇していません。

同様の症状でお悩みの方はお試しを。


ロードが長い

今GT5で遊んでいる人はきっとGT4から6年間首を長くして待ち望んでいたファン層なわけで、少しばかりのロードの長さなど気にならないと思うのですが、私はこのロード時間はありえません。
HDDにインスコしていないのならわからなくも無いですが、画面切り替えのたびに数十秒発生するロード(画面にはインストールと表示されるが)に辟易しています。

遠藤雅伸氏がTwitしたように「すべての車好きに贈る」ではなく「すべてのプログレスバー好きに贈る」とは的を得た発言だと心から感心しました。

まあこれはゲームというより、PS3の設計問題に起因しているという気がしますが。


ジャギジャギである

恐らくメモリーがキツイのでしょう。シャドウマップなどのテクスチャー解像度がめちゃくちゃ荒いのでまるでPS1のGTを見るような画質に遭遇します。
今、2010年です。HDTVでハイビジョンです。
GT1みたいなグラフィックをHDTVでわざわざ金を払って見ることになるとは思いませんでした。

収録されているほとんどの車はPS2時代のモデルデータを使いまわしているように見えます。
しかもレンダリングがPS1になった感じで見た目はPS2よりひどくなっています。

一部の「プレミアムカー」と呼ばれるものはモデリング(頂点座標)が通常より大目になっているだけであまり大差ありません。


自慢のダメージ表現も非常に不自然で、rFactorなどで見られる単純な頂点座標の変形とどこが違うのか判りません。

ポリゴンエッジなどすべてのエッジにAAが無しです。
ポストプロセスでごまかしが聞く場面であれば気になりませんが、大方は気になる場面ですw

1080p 60FPS という仕様だそうですが、実際 960x720 pixel という変態解像度を縦に横に引き伸ばして1080p出力しています。
これで「(映像出力は)フルハイビジョンです(キリッ」ということです。
しかもティアリングも発生しまくりです。

まだまだ家庭用でリアル1920x1080 60fps のゲームはハードルが高そうですね。


ただし、フォトモードは例外で非常に綺麗な画質になりますし解像度も1920x1080以上の高解像度まで出力対応しています。
つまりテクスチャデータなどはゲーム中とは別に「写真のために」高解像のものを用意していると思われます。
でもこれ確か、「ドライビングシミュレーター」でしたよね?
車を置き撮りするソフトウェアとしてみれば非常に良くできていると思います。
ソレにしては撮影ステージがイマイチですけど。

とまあ、ここまで書いて思ったのですがそれ以外はコンソール機のゲームとしては良く出来ています。
重ね重ね残念なのはPS3の能力不足。
後付でメインメモリーでも増やせればもう少しまともなゲームになるでしょうね。

やはりPC版を作るしかないと思うけど無理でしょうね。

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