Viera TD-L60TH60 |
カメラ
TY-CC20W マグネット固定式 |
プラズマモデルは自動ポップアップですが、液晶モデルでは別売りのカメラ(TY-CC20W)を購入する必要があります。
純正カメラ。お値段は少しお高目。
何ができる?
予め設定してあるユーザーの写真を認識し、ホーム画面を切り替えることができます。音声コマンド「マイホーム」で発動し、顔認識して照合するようです。同一フレーム内に2名居るとうまく機能しません。
Kinectに似ている感じです。
Skypeなどヴィデオチャットにも使用できます。
TVにカメラを搭載するのは面白い試みだと思いますが、スマートに内蔵して欲しかった気がします。
また、今のところ別に無くても困らないという点でもう少し頑張って欲しい感じ。
ハードディスク
TV単体で録画可能。
本機は地デジ、BS、CS110度の三波チューナーをそれぞれ3機つまり9チューナー持っており、いづれの組み合わせでも裏2番組同時録画。
BDプレイヤーもしくはUSB接続の専用フォーマットディスクなどに保存となります。
推奨ハードディスクはなぜか他社の様に幅広いモデルに対応していません(あくまで動作保証という範囲)。そういえば家電量販店でも Regza対応はよく見かけるものの、 Viera対応はあまりお目にかからない。
試しに、テキトーなUSBディスクを接続したところ問題なく録画出来たので(初回にフォーマットされるが)、おそらく省電力モードあたりの仕様に関係する感じです。
なお、本機は録画用に使用しているUSB機器は全パーティーションを録画用に割り当ててしまいます。
録画用パーテーションへは後述のスマートフォンアプリなどからの写真などの保存用には使用出来ないようです。
SDカードスロットがあるのでそこそこの容量のSDカード(XCまで対応)を常時差し込んでおくといいかもしれません。
ま。TVで写真を見る習慣があればの話ですが。
ミラーリング
ミラーリングでNexus7 (2013)と接続中 |
AppleのAirPlayMirror に対してワイヤレスディスプレイ。
どちらもWiFi経由で画面をTVにミラーリングする機能ですが、Vieraは Intelの ワイヤレスディスプレイに対応しているようです。
Android もワイヤレスディスプレイに対応しているようです。
(後日追記)
実際は音声も飛んでいました。しかしデジタル出力できない(しない?)ようです。
iOSデバイスでは機能しませんでした(トライしてない)
Smart Viera ミラーリングアプリ |
接続すると毎回 コンファームする必要があるのが五月蝿いくらいです。
AppleTVでも同じことが出来ますが、いちいち外部機器に切り替えたりする手間が無い分使い勝手は良いですね。
というか、一般家庭ではあまり用途が思いつかない機能ですね。
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Nexus7 側 |
DLNAクライアントであるのは当たり前ですが、DLNAサーバーにもなっています(パナソニック的には「お部屋ジャンプリンク」)。DTCP/IP対応の再生環境であれば、録画した番組あるいは放送中の番組(地デジ/BS/CS)の1つをMpeg2トランスコード配信できます。
(DIGAの高級機では2つまでOKだったりする)
HDD録画もそうですが、サーバー機能もTV側が待機中あるいは電源Onの状態で機能するので利便性はよろしいです。
ただ、TVの本体側で電源を切っているとNG。リモコンならOK。
お部屋ジャンプリンクを視聴する側ですが、PCの場合は MediaPlayer12などを使います。
PS3やXBOX360などゲーム機もOK。
一般的なTVなどもDLNAクライアント機能があれば大抵OK。
これまで使っていたSony Braviaでも視聴出来ました。
つまり、この機能を使えばB-CAS契約が無いTVでも各chが視聴可能ということになります。
Androidだと・・・
Twonkey Beam など DTCP-IPに対応したDLNAクライアントで再生できるはずですが、現状 Twonkey Beam + Nexts7 (2013) + Android 4.3 (Build JSS15Q)では700円払っても一瞬音がなるだけです。
お陰で同ソフトのレビューは荒れ気味ですが、確かに怒るわな。
Android側の問題だそうですが、なんだかな~
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Nexus7 2013 (Android 4.3) + Twonkey Beam + Viera お部屋ジャンプリンク |
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Nexus7 2013 (Android 4.3) + Twonkey Beam + Viera お部屋ジャンプリンク チューナー選択中 |
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Nexus7 2013 (Android 4.3) + Twonkey Beam + Viera お部屋ジャンプリンク 表示されるチャンネルはTV側の表示設定に準拠 |
iOS6 にて同じく Twonkey Beam で視聴可能です。
最近 DTCP-IPの規制が緩和され、ネットワーク内のHop制限が解除。
それに伴い、Hop取得が困難なiOSデバイスでも DTCP-IPできるようになったらしいですわ。
しかも、こちらはきちんと視聴可能。ただし画質は少し悪いようです。
TwonkeyBeamの操作感も iOS版が断然使いやすくしかも軽い。
いづれも 700JPY 払ってプラグインという名の「フラグ」を立てる必要があります。
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iOS版 Twonkey Beam + Viera お部屋ジャンプリンク |
Panasonic TV Remote 2
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Panasonic TV Remote2 |
iOS版、Android版それぞれ存在します。
機能や見た目もほぼ同じですが、他社のそれに比べ少し見劣りする垢抜けないデザインとなっております。
一応、WiFi経由でマジックパケット送ったり、写真の転送をしたり、音声コマンドのマイク代わりになったりと、なかなか使えるアプリです。
「お部屋ジャンプリンク」の配信する番組などが視聴できるわけでも無いので、すこし勘違いするかもしれない感じです。
Twonkeyなどという訳のわからないアプリではなく純正アプリでサポートしてほしいですね。
総括
民放がCF拒否した理由は、起動時にTVとネットの情報がごっちゃになった画面(ホーム)がデフォで表示されてしまうためだったようですが、それほど問題はないように見えました。
逆に、私のようなあまのじゃくには、それが良い宣伝になった訳でホント広告って難しいですね。
商品として見ると、「スマートTV」なる新しいジャンルのPCという仕上がりで、「斜陽のパナソニック」という点に配慮するとよく出来ていると思います。
5年前に買った Braviaがほんと只のTVだったのに対し、すごく進化していて驚きました。
しかし、随所に見られるコストダウンとかやる気のなさ(企業体質?)は嫌悪感を感じるところ。
今後、各社どんどんこういう類の商品を出していくと思いますが、まあ頑張ってくださいw
続くかも