Ducky Shine3 DK9087 日本語仕様 とファームウェアの話


DK9087 JIS
昨日買ったフルキーボード仕様は嫁に贈呈し、テンキーレスを入手。
現在、Shine3 のJIS仕様は軸別に8モデル販売されており、いづれも入手したのは「青軸」モデルとなります。が、軸以外の仕様は共通となります。
型式は、以下のとおり。
DK9087S3 テンキーレス仕様
DK9008S3 フルキー仕様
品番となると軸別にそれぞれ異なります。
記事中ではDK9087S3をDK9087、DK9008S3をDK9008と表記します。
Shine2も前6文字は同じになってしまいますが、Shine3の記事だということで。


ボックス
上:DK9008
下:DK9087
大きさ比較

上: Razer BlackWidow TE
下:DK9087 JIS
ほぼ同サイズ。
BlackWidow TE には短いながらもパームレストが装備されているので、多少奥行きが広くなりますがその程度。
一方、スペースバーのサイズがずいぶん違いますね。
フレーム意匠面の仕上げは Razer の方が高級感あり。
DK9087/9008はプラスティック無塗装です。
一方で重さはずいぶん違います。
BlackWidow TE : 950g (SPEC)
DK9087 : 1,400g (SPEC)

DK9087 Cherry MX Blue
付属品の赤いWASDキーに換装がてらスイッチを接写。
肉眼ではほとんど読めないので、一瞬ニセ中華スイッチかと思えばスイッチが上下逆に実装されているんですね。

DK9087 Cherry MX Blue
赤WASD
赤いキートップは少しガキっぽい感じがしますが、これはこれでなかなか目立って良い感じ。しかしゲーム中手元を見ることはないですが・・・

トラブル?

F1キーとF5キーのLEDがつきっぱなし?
DK9008ではそんなことなかったのですが、DK9087では買ってきてつないで Fn+F10でLED点灯させるとこんな感じのLED点灯状態。

DK9087 Missing F2/3/4/6/7/8 LED BackLits ?
あせってアーキサイトに問い合わせちゃいましたが、付属の日韓説明書を読めば書いてありました。(アーキサイトのサイトばかり見ていた)
このキーボードはキーリピート関係をハードウェアで制御できるのです。
F1-4はリピート開始時間の設定、F5-8がリピート間隔の設定状態を示しており、この設定状態の表示切り替えが Fn+F9(USB Repeat Acceleration Mode)。
この表示は表示だけで実際のリピート機能はどちらでも動作します。

これが DK9008はデフォで OFF だったんですが DK9087 はデフォでONだったんですね。

DK9087の問題点

数字キーの「数字」がほとんど読めない
一部のバックライト視認性に問題がある

LEDの場所がスイッチの上側にくる実装なので軸の下側にあるキートップ文字まで光が回わりません。テンキーレスの場合フルキーの数字キーでの入力となるのでこれは結構痛い。
キートップだけどっかから買うという手もありますが、透過式でいい感じのキートップはきっと入手できそうもないので悩み中。

高い

Razer BlackWidow TE に対して3000円程度の価格差があります。
アーキサイト税が高価なのかとおもいきや、USでも似たような価格なので単純に Ducky の仕切りがよろしくないと思われます。

USBケーブルが挿しにくい

ケーブル着脱式は評価すべきですし、コネクター保護の観点も理解できますが、如何せん装着しづらすぎる。

左Shiftキーあたりに問題がある

FPSなど、Shift+W を多用する場面で時々、Wが入力されなくなるケースが発生します。
DK9008でも発生ます。BlackWidow Ultimate / TE では発生しないので、ほぼキーボード側の問題と思われます。
現時点での最新ファームでは対策されていません。
これが原因で最近使用を中止しました。


DK9087の良い点

マウスが自然な位置に
狙い通りフルキーボードで狭かったマウス周りが広くなりました。
これでマウスがキーボードにあたって死ぬということが少なくなるかも?
BF4の話です)

ファームウェア 2.04/2.03 アップデート

現時点の工場出荷状態はいづれも2.01ですが、Duckyのサイトに新しいファームウェアがあります。
DK9087はファームウェア2.03 / DK9008はファームウェア2.04 となっています。
キー配列によってバイナリが異なるので注意(EN-ANSI /JA-JIS/EU-ISO)。

中文繁体字
http://www.duckychannel.com.tw/tw/firmware_updater.html

日本語は「日規」が「日本語キーボード」という意味
というか、どう考えても英語サイトのほうがわかりやすいかも。
落ちてくるアップデータは同じもの(英語)
http://www.duckychannel.com.tw/en/firmware_updater.html

また、
アーキサイトの仕様
DK9087S3 91キー
DK9008S3 108キー
となっているがDuckyのファームウェア的には
DK9087S3 JIS 91
DK9008S3 JIS 112
が正解のようです。DK9008のメディアキーx4個はカウントしないのかな?


ファームウェア更新

DK9008 更新前 2.0.1

終わり

DK9008 更新後 2.0.4
「OK」を押したくなるが、「☓」が正解。
ファーム更新は割りとあっさりと終わりますが、注意事項としては更新後に「OK」を押すと再びファーム更新をするだけですので、「☓」で閉じるのが正解です。
スクショのバージョンナンバーがでかいのは筆者のPCのDPIスケーリング125%設定の影響ですので気にしないでください。

DK9087 更新前 2.0.1

終わり

DK9087 更新後 2.0.3
ファームウェアによる仕様変更(DK9087:2.0.3 / DK9008:2.0.4)

1.LEDカスタムモードが切り替えではなく、他のモードとの合成になった

厳密には モード1+モード2がカスタムモードを上書きする感じ。
カスタムモード側(例えばスネーク)の点灯パターンに引っ張られないので、
WASDなどは常時点灯させて置くことができるようになった。
別途カスタムモードのみの点灯パターン設定が追加された。

Fn+F11 カスタムモード1の点灯パターンの変更
OFF(LED Lightningモードと同じ)>輝度1>輝度2>輝度3>ブレス*
Fn+F12 カスタムモード2の点灯パターンの変更
OFF(LED Lightningモードと同じ)>輝度1>輝度2>輝度3>ブレス*
*ブレス時の輝度やインターバルは LED Breating モードの設定に依存する

下記VIDEOを見てもわかりにくいと思うけど。


2.メディアキーが標準メディアキーをサポートした(DK9008のみ)

テンキー上部の4個のメディアキーがFnの組み合わせで機能する
Fn+電卓:再生・ポーズ
Fn+PC:停止
FN+メール:前の曲
Fn+WEB:次の曲

#メディアキーのない DK9087は無関係です

3.全LED消灯モードの追加(リセットではない)

Fn+F10を3秒押し

4.LED点灯周波数の見直しによる省電力化

わりとどうでもいい

5.USB Repeat Acceleration Mode が リセット直後のデフォルトモードに

ファームアップ後やリセット後にF1とF5が点灯しっぱなしになる。
USB Repeat Acceleration Mode になっているのでFN+F9 でトグルする。


ファームウェア更新

DK9087/9008共にファームアップデート(2014年12月?)
New firmware

DK9087 : 2.0.3 --> 2.0.4
DK9008 : 2.0.4 --> 2.0.5

変更点(共通):

  1. レインドロップモードの追加
  2. 6キーロールオーバーモードの追加(KVMスイッチ対応)
  3. リアクティブモード下におけるNumLockとScrLockの不具合を解消

という感じになっています。
通常 Shine3 では Nキーロールオーバーなので(NKROというみたい)すが、
FN + S を3秒長押しで 6キーロールオーバーモードになるとの事。
NKROに戻すには FN + N を3秒。

注意事項も書かれており、6KRO モードではファームアップができないとのこと。
その場合はNKROモードにしてから実施することとなっています。

レインドロップ:
まあこんな感じです。